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              井ノ下 日菜 さん

 

Q.あなたについて教えてください。(今、どこで何してる?)

京都の私立大学で、主にスポーツ社会学を学んでいます。受験が思うようにいかず、なんとなく飛び込んだ世界ですが、今自分が学んでいることは案外悪くないなあと思っています。なるようになったな、という感じです。

Q.あなたの高校時代の思い出を教えてください。

行事のような類は勿論ですが、それ以上に、取るに足らない毎日が楽しかったです。よく時間を共にしていた大好きな友人たちと受験期真っ只中の放課後に別院の小さな公園で遊んだ30分なんかは、私のスペシャルな高校生活の大切な思い出のひとつです。ジャングルジムに上ったり、シーソーに乗ったり、友人が自販機のパイン牛乳を奢ってくれたり。なんてことのない全部が楽しかった、小さなあたたかな記憶です。

Q.あなたにとって“飛騨”とは。

しっくりくる場所です。飛騨に生まれ、飛騨で育ち、離れた今もそこに帰ること、それら全てに何も違和感がない、そんな所です。京都に来て半年以上が経過しましたが、いくら自分の住む町を知っても、この町は自分のものにならないという感覚がずっとあります。地元に帰ると「ああ、帰ってきた」という確かな感覚がある、その嘘のない感覚を味わえる、というのはそれだけで価値があることだと思えます。

Q.今後の目標、夢はありますか?

語れるほどの夢や目標を抱いたことがないので、ささやかな希望を。たまには皮から餃子を作れるような生活をしたい、常々そう思っています。まあそれは餃子じゃなくても春巻きでもシュウマイでも、はたまたパイ生地から作るアップルパイでもなんでもいいんですけどね。餃子が今食べたかったので。つまりはそれくらい気持ち的にも時間的にもゆとりのある生活を送りたいのです。丁寧な暮らしは向いていないので、たまに丁寧ごっこができるくらいが丁度いいです。

Q.飛騨の学生に一言!

屋根に寝っ転がれるのは今のうちです。飛騨を離れて一人暮らしを始めた暁には、まず寝られない人が大半です。アパートでは屋根に当たる雨音も聞こえません。屋根裏を走るネズミの足音もしません。外に出るつもりの人は実家ならではを存分に楽しんでください。

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