望月 こもも さん
Q.あなたについて教えてください
高山西高校を卒業後、岐阜大学医学部医学科に進学しました。現在四年生で、今年の冬からは病院実習を控えています。
Q.あなたの高校時代の思い出を教えてください
私の所属していたクラスはとにかく「勉強!勉強!勉強!」のクラスでした。体育祭の練習中に「明日テストだ〜」と英単語帳を持ち込んで注意されたり、授業中に寝て先生に叱られたり、試験週間の放課後に皆で勉強したり、些細ですが覚えていることがたくさんあります。当時は携帯電話の所持が禁止されていて、イベントの日は小さなデジカメを持っていきました。自撮りに苦戦していた頃がなんだか懐かしいです。
Q.あなたにとって”飛騨”とは?
今まではただの地元でしかなかった飛騨ですが、大学に入り医療の現場を知ってからは「目標の場所」となりました。飛騨地方は医師数が少なく、専門科があってもそこに医師が勤務していない、なんてこともあります。この場所では医師に、「人員不足をカバーできるほどのタフさと知識」が求められているのでは、と感じました。一人前の医師になるには何年もかかると言われていますが、十分に訓練を重ねて、この場所で役に立てる医師になりたいと感じています。
Q.今後の目標、夢はありますか?
直近の目標は、9月にある大きな試験です。実習に参加するために必要な試験なので、手を抜かず臨みたいと思います。将来的には、産婦人科や小児科の専門医になりたいです。地方はこれらの医師が不足しがちなので、飛騨にも貢献できるかな、と。また、コロナ禍で自由な時間が増えたので、教養を身につけたいと思い、心理学を独学で学んでいます。幅広い知識を持った医師になれたら、患者さんとの会話もきっと弾むはず…様々なことに興味を持つ姿勢を忘れないようにしたいです。
Q.飛騨の学生に一言
「人生の幸福にとっては、我々の在り方、すなわち人格こそ、文句なしに第一の要件である」私の一番好きな言葉です。自分の人格を磨くような経験を、たくさん積んでください。